第20回 研究会   開催報告

2024年4月2日(火)、「AI×演算デバイスからAI×Opticsの将来を覗く」をテーマとする第20回AI Optics研究会を開催致しました。 今回の研究会では、ニューロモルフィック分野における関連研究の第一人者でおられる九州大学・矢嶋赳彬先生を講師としてお招きし、 同分野の基礎的なお話から、先生が取り組まれているAIハードウェアに関する最新のご研究まで、丁寧に解説いただきました。 「遅い情報処理」という、一見optics本来の方向性とは異なるコンセプトながらも、(センサ)デバイスを介した実空間と仮想空間のインタラクションというシステム構成は一般的なoptics系にも通ずるものであり、 そのような構成におけるAIの役割はAI Opticsの今後の展開において大いに参考になるところがあったと思います。 研究会後半では、2023年度AI Optics優秀発表賞の授賞式・受賞記念講演を行いました。授賞式では日本光学会会長の川田善正先生にご出席いただき、 その後の3名の受賞者によるご講演はいずれも将来のAI Optics研究の発展を期待させるものでした。今回は総勢35名の参加者にご参加いただき、大変盛況な研究会となりました。 講演をいただいた講師の皆様、ご議論いただいた参加者の皆様に厚く御礼申し上げます。

授賞式の様子