第7回 研究会   開催報告

2021年3月23日(火)、オンラインにて第7回AI Optics研究グループ研究会を開催致しました。
    本研究会では「先端AIの現在地」をテーマとし、人工知能モデル自体の領域で先駆的な研究を実施されている沖縄科学技術大学院大学 谷淳先生、京都大学 竹内孝先生、九州大学 ヴァルガス ダニロ先生をお招きしました。谷先生からは認知ロボットへの適用を前提とした予測符号化および能動推論に関するご研究について、竹内先生からは動的かつ偏りを有する空間データの解析に基づいた機械学習応用とその実例について、ダニロ先生からは生物機能を模倣した次世代の人工知能のあり方についてそれぞれご講演いただきました。特に今回は各ご講演スライド中に意識的に画像や動画等を意識的に多くご活用いただき、専門外の参加者にも直感的に理解しやすいご講演をいただけました。加えて総合討論セッションにおける意見交換の場においては、国内外のAIブームの現在と将来について様々なお立場からご意見をいただきました。また、昨年のOPJ2020にて選考された「AI Optics優秀発表賞」の授賞式を執り行い、同受賞記念講演として宇都宮大学 所理登氏より、ホログラフィックメモリーにおける機械学習応用についてご講演いただきました。
    今回は年度末の開催ということで学生の参加数は伸びなかったものの総勢20名もの方々にご参加いただき、盛況な研究会となりました。招待講演をいただいた先生方およびご参加いただきました皆様には、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

「AI Optics優秀発表賞」授賞式 所理登氏とプレゼンター・山本先生