2020年度「AI Optics優秀発表賞」審査結果

    受賞者:宇都宮大学 所 理登氏
    講演題目:機械学習を利用した複数画素同時位相検出法
    【選定理由】 受賞者の研究グループでは、これまでにホログラフィックメモリーのシングルショット位相検出法を提案しており、本発表は、この位相検出手法に機械学習を適用した研究成果に関する発表です。 この位相検出手法にAIを適用した研究は他に類を見ず、高い独自性を有しており、また位相検出に機械学習を適用する際、2画素を同時に検出するという高度な工夫によって、大幅な精度向上と高速演算の両立を実現している点はAIの有効活用の観点からも高く評価しました。 この研究成果は、ホログラフィックメモリーはもとより、様々な光学分野への発展に大きな貢献が期待できると考え、「AI Optics優秀発表賞」に選定致しました。